Thinkpad X13 Gen1 (AMD) を買った
年末セールで Thinkpad X13 Gen1 (AMD) を買いました。
(このツイートの後で自分が学生であることを思い出して学割ストアで買ったので、最終的には164,934円でした)こんなんでいいかな pic.twitter.com/iGqnJddayi
— きばん (@kivantium) 2020年12月26日
Ryzen人気のせいか納期が遅いという評判で、自分のところにも納品予定が3月下旬になるというメールが一度来ましたが、結局1ヶ月で届きました。
開封の儀 pic.twitter.com/DEj9wmr1Qe
— きばん (@kivantium) 2021年1月28日
My new gear... pic.twitter.com/PetN2PKQND
— きばん (@kivantium) 2021年1月28日
以下、セットアップでやったことを記録しておきます。
Windows 10のセットアップ
前回Windows 10をセットアップしたときに、表示に従ってMicrosoftアカウントと紐付けたらユーザー名が日本語になってしまいました。 通常は日本語ユーザー名でも問題ないと思うのですが、Adobe CCのインストール時にユーザー名に2バイト文字が含まれていることが原因の問題を踏んだことがあるので、確実に英数字のユーザー名に設定するためにローカルアカウントでセットアップすることにしました。
Windows 10 ローカルアカウントセットアップ手順 | cloud.config Tech Blogにあるように、インターネットに繋がずにアカウントを作成すればMicrosoftアカウントの使用を回避できます。 誘導に従ってうっかりインターネットに接続してしまったのですが、Shift+F10 を押してコマンドプロンプトを立ち上げて
netsh wlan delete profile name=”ネットワーク名(無線LANならSSID)”
を実行してネットワーク接続を切断してから左上の←ボタンを押して戻れば、ローカルアカウントでセットアップできました。
Ubuntu 20.04 とのデュアルブート
普段の作業はUbuntuで行っているのでWindows 10とのデュアルブート環境を構築しました。 以下の手順には不要なものが含まれているかもしれませんが、どれが不要なのかを検証するために環境を壊したくないのでとりあえず自分がうまく行った手順を記録しておきます。
Windows 10 上で行うこと
高速スタートアップの無効化
コントロールパネル → ハードウェアとサウンド → 電源オプション → 電源ボタンの動作を選択する → 電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化 を開き、 現在利用可能でない設定を変更します
をクリックしてから、高速スタートアップを有効にする(推奨)
のチェックを外して「変更の保存」を押しました。
BitLocker の無効化
スタート→設定 → 更新とセキュリティ → デバイスの暗号化 を開き、「デバイスの暗号化が有効になっています」の下にある オフにする
をクリックしてBitLockerをオフにしました。
BIOSの設定
起動直後にEnterキーを連打してF2を押せばBIOS設定メニューが開きます。
Secure Boot の無効化
Security > Secure Boot > Secure Boot を開いて Secure Boot をオフにしました。
Sleep State の変更
Config > Power > Sleep State を開いて Windows 10
から Linux
に変更しました。こうしないとサスペンド時に問題が起こるそうです(参考: ThinkPad X13 Gen 1 (AMD) + Ubuntu 20.04 における不具合の解決 - Qiita)
ブートUSBの作成
ThinkPad X13 Gen 1 (AMD) + Ubuntu 20.04 における不具合の解決 - Qiita によると、Ubuntu 20.04 でインストールされるLinux 5.4では問題が発生するらしいので Ubuntu 20.04.1 をインストールしました。
Ubuntu Desktop 日本語 Remixのダウンロード | Ubuntu Japanese Team から20.04.1の日本語Remixをダウンロードし(Ubuntu Japanese Team のみなさんありがとうございます)、手元のUbuntu 18.04でブートUSBを作成しました。
Ubuntuのインストール
ブートUSBを差し込んだ状態で起動し、Enterを連打してブート設定に入り、F12でUSBを起動メディアに設定してUSBから起動しました。 画面の指示通りにインストールするだけで無事終わりました。ディスク容量はWindowsとUbuntuで均等にしました。
Ubuntuのインストール後に行った設定
ディレクトリ名を英語にする
ターミナルを起動して
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
CapsLockをCtrlにする
コマンド一発でCapsLockをCtrlに変える方法を参考にしました。
gsettings set org.gnome.desktop.input-sources xkb-options "['ctrl:nocaps']"
/etc/default/keyboard
の XKBOPTIONS
の行を XKBOPTIONS="ctrl:nocaps"
に変える方法もあるようですが、こっちはうまく動きませんでした。
Windowsの時計がずれないようにする
デュアルブートにすると、Windowsの時計が9時間ずれます。Ubuntu側で
sudo timedatectl set-local-rtc true
を実行すると直ります。
不具合について
上記の手順でインストールしたところ、ThinkPad X13 Gen 1 (AMD) + Ubuntu 20.04 における不具合の解決 - Qiitaで言及されていた画面の明るさ調整ができない問題とサスペンドが出来ない問題は発生しませんでした。
インストール直後に sudo apt upgrade
したら Linux 5.8.0 が入ったので、20.04 リリース直後のカーネルでの問題は解決済みのようです。(よく観察すると起動するたびに明るさがリセットされ、明るさを1段階下げるだけで明るさが最低レベルになるので若干挙動が怪しい気もしますが、実用上問題ないです)
レビュー
ベンチマーク
今まで使っていた Thinkpad X1 Carbon (2017) との比較のためにGeekbench 5でベンチマークを取りました。 結果はこんな感じでした。
詳細はここから確認できます LENOVO 20UFCTO1WW vs LENOVO 20HQCTO1WW - Geekbench Browser
マルチコアでの性能が3倍以上違うのには驚きました。Ryzenすごい。
キーボード
ラップトップのキーボードは使わない人もいますが、ラップトップにキーボードを外付けして使うのが好きになれない自分としてはキーボードも重要なポイントになります。
キー配列はこんな感じで、右端のキーが若干狭くなっています。慣れれば問題ないかもしれませんが、少し気になるところです。 打鍵感はMacBook Proよりはマシですが、Thinkpad X1 Carbon (2017)と比べるとちょっと固くて打ちにくいと感じました。
今後使ってみて気になるところがあったら追記します。