出来事
- インターンをやめた
- 研究をした
インターンの話
先月から休職に入っていましたが、復帰しないまま退職しました。
どんなに恐ろしいExcel方眼紙があっても、たくさんのかわいそうなポスドクがいても、大学から離れては生きられないのよ。
— きばん (@kivantium) 2020年4月10日
自分は大学でしか生きられないと悟ったので、7月からは修士の研究室に戻って研究します。
研究の話
量子力学と有機化学と情報科学の三正面作戦を取る必要があるので、ニート期間を活かして勉強していました。どっちつかずの状態になってしまうことはないでしょうか?
休職中にやっていたテーマがうまく行きつつあるので今年中に次回作が出せればいいなと思っています。
「創薬に役に立った」と言えるようになるまで頑張ります。修論がCOVID-19の薬の候補を探す論文に引用されたので創薬に役に立つと主張できるようになった
— きばん (@kivantium) 2020年6月27日
「お前は今までに書いた『創薬に役に立ちます』の回数を覚えているか?」
— chunjp (@chunjp) 2018年8月13日
「創薬に役立つ」…そんな言葉は使う必要がねーんだ。なぜならオレやオレたちの仲間はその言葉を頭の中に思い浮かべた時には!
— 2438@かつ (@t2438) 2018年8月13日
実際に創薬をしちまってもうすでに終わってるからだッ!だから使った事がねぇーッ
「創薬した」なら使ってもいいッ!
読んだ本
量子力学の本を読んでいるとハミルトニアンやポアソン括弧などの解析力学の概念が援用されていることがあります。解析力学を知らなくても一応読めるのですが、全く知識がないのは気持ち悪いので勉強しました。
講談社基礎物理学シリーズは高校生のときに読むよう薦められたのですが、当時はお金がなくて図書館で借りてちらっと読むくらいのことしかできませんでした。このシリーズは学部前半で読むことが想定されている気がしますが、簡単なところからスタートする方が結局は近道になると思うので謙虚に読んでいこうと思います。

- 作者:ポール ラファルグ
- 発売日: 2008/08/08
- メディア: 文庫
マルクスの娘婿による、労働の義務をやめろ、一日3時間労働にしろという主張の本。資本主義の悪口を言いまくっていて良かったけど当時の事情がよく分からないまま固有名詞が出てくる罵倒を読んでも面白くないので後半はだいぶ読み飛ばしてしまった。
— きばん (@kivantium) 2020年6月26日
自然の本能に復し、ブルジョワ革命の屁理屈屋が捏ねあげた、肺病やみの人間の権利などより何千倍も高貴で神聖な、怠ける権利を宣言しなければならぬ。一日三時間しか働かず、残りの昼夜は旨いものを食べ、怠けて暮らすように努めなければならない。
フランスの二月革命で掲げられた労働の権利に対する反駁として1880年に書かれたもので、当時の政治家ブラックによると「マルクス、エンゲルスの共産党宣言を除いて、社会主義関係の著書では、これほどまで多様の言語に翻訳されたものはない」とされている文章です。(それほど人口に膾炙したにも関わらず、マルクスやエンゲルスからは無視されたことをはじめ、後世の研究者からもあまり注目されていないようです……)
確かに「労働の権利」を当たり前だと思わずに「怠ける権利」を主張していくべきでした。今までの自分の態度を深く反省しています。
継続高校の人々が各高校を回って食事するグルメ漫画。2巻で完結でした。「労働している限りは、生きていることはなんの価値もない」ー ナジャ(アンドレ・ブルトン)
— きばん (@kivantium) 2020年6月26日