kivantium活動日記

プログラムを使っていろいろやります

2020年3月

3月は去る。

出来事

修士課程を無事卒業しました。卒業要件ギリギリを狙っていたので計算ミスがないか不安だったのですが、学位記が手元にあるので計算は正しかったようです。なんとなく修士課程を振り返ってみます。

M1前半は単位集め・卒論の供養・Google Summer of Codeをやっていました。研究室が僻地のキャンパスにあり、コンピュータに関する講義が全然開講されていなかったため、変な講義ばかり取っていました。一番印象的だったのは「食中毒予防のためにはまな板にお湯をかけると良い」という小学生の家庭科のようなレポートを書いて提出した講義でしょうか。他には特許の書き方や企業分析などもやりました。違う先生が1コマずつ違うトピックを解説するオムニバス講義という形式のものが多かったのですが、これはどのトピックについても何も身につかないまま終わることが多いので不毛だと感じます。同じ大学に通って同じ授業料を払っているのに研究室の所在の違いでこの待遇の差かよと感じることが多かったです。まぁ大学院から何かを与えられることに期待するほうが間違っているのですが、期待できないことが当たり前になっているのが悲しいです。

M1後半はTOEFLの勉強をメインでやっていました。一応研究も進めていたのですが、他に研究している人がないと思っていたテーマを選んだにも関わらず先行研究が存在していて、しかもその先行研究に勝てなかったのでボツになりました。TOEFLの勉強に関しては過去の記事に書いたので省略します。TOEFLの勉強が終わってからGSoCの成果について論文を書いて投稿しました。

M2前半は学振の申請・留学奨学金の申請・論文のrevise・GSoC(2回目)などをしていました。申請書の準備には思っていたより時間を食われるので、職業研究者は大変だなぁと思いました。M2後半では留学して修論を書いておしまいという感じでした。M2でやった研究は全部うまく行かなかったのが残念ですが、博士課程で頑張りたいと思います。

今月からロボット開発の会社でインターンを始めました。ロボットの研究は高校生〜B1のときにちょろっとかじっただけなのですが、詳しくないけど頑張ります!的なことを言ったら通ってしまったのでやっていきます。昔ロボットをやっていた頃にはROSを使うメリットがそんなにない印象でしたが、今は必須ツールになっているようで5年のブランクは大きいと感じています。ずっと怠惰な生活を続けていたので決まった時間にお仕事をするのがとてもつらいです。

知り合いに言われて始めたプリコネとガルパにそれなりに一日のリソースが食われるようになってしまいました。ソシャゲを始めてもすぐやめてしまうことが多かったのですが、プリコネは適切な難易度設定とお手軽なレベリング機能のおかげで、何もせずに進めるほどではないがちょっとレベリングすれば進めるようになる状態が割と長期間維持できていて設計が上手だと感じています。音ゲーが苦手なのでガルパは毎日ちょこちょこ練習しています。

読んだ本

「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

  • 作者:伊神 満
  • 発売日: 2018/05/24
  • メディア: 単行本

大企業でイノベーションが失敗する事例について分析した「イノベーションのジレンマ」という有名な本があるのですが、その本の分析は定性的で不満がありました。この本はイノベーションが失敗する要因を定量的に分析しているそうなので読みました。序文によるとちゃんとした経済学の雑誌に通った論文を一般向けに解説したものという触れ込みだったのですが、数学的な詳細には触れないそれっぽい説明のあとにいきなり謎のパラメータを表すグラフが出てくる展開が多くて残念でした。週刊ダイヤモンドの2018年ベスト経済書に選ばれていてとても分かりやすいという評判だったのですが、分かりにくいことの解説を避けて分かったような気にさせる系の本だったという印象です。結論も解決策も元ネタのイノベーションのジレンマとほとんど同じことしか言っていなかったのでちょっと残念でした。

ハヤカワの半額セールの対象になっていたので買いました。タイトルにあるように人間が不合理な行動をする事例がたくさん解説されていました。人間が合理的に振る舞うと仮定していた従来の経済学とは異なり、行動経済学は人間が合理的に振る舞わない事例を扱う学問だそうです。以前セイラー教授の行動経済学入門を読んだときもそうでしたが、個別の事例で人間がこう振る舞うという観察はできていても、その理由の分析が甘かったり未知の条件下での振る舞いの予測が難しそうだったりして、なんだかよく分からない学問だなぁという印象を持ちました。

行動経済学がよく持ち出す有名な事例として、保育園の送り迎えに遅刻した親に罰金を要求するようにしたら逆に遅刻が増えたという話があります。これは人間を経済的原理で動かすよりも社会的原理で動かしたほうがよいという事例なのですが、これに関しては自分も心当たりがあります。研究室で研究していたときには一切賃金が発生しないにも関わらず土日もラボに行って研究していましたが、企業でインターンをするようになると業務時間以外は一切働きたくないと思うようになります。研究室での活動はいい研究をしたいという社会的原理に基づいた行動ですが、研究に賃金を絡めた瞬間にただの金を得るための活動という認識に切り替わって経済的原理で行動するようになり、金が得られないなら研究しないことを選択してしまうように思います。その他にも、どんなに頑張って仕事をしても同じ時間働かないといけないならゆっくり仕事をしようと思ってしまうようになることや、集中できない時間帯であっても真面目に働いているフリをしないといけない馬鹿らしさなどがあって労働は悪だと主張しています。

確定申告の時期で簿記勉強モチベが少しあったので読みました。適当な帳簿ソフトを使えば済むことなのでは?という気持ちが強くてあまり真面目に勉強する気になれないのですが、資格取れる程度に問題演習したほうがいいのだろうか……

ななどなどなど (1) (まんがタイムKRコミックス)

ななどなどなど (1) (まんがタイムKRコミックス)

  • 作者:宇崎うそ
  • 発売日: 2020/03/27
  • メディア: コミック
きんいろモザイクの連載が終わった現在、きららMAXで一番推している漫画の1巻です。お嬢様とそのお付きのヒューマノイドという設定だけで勝ちが決まったようなものですが、セリフ回しも面白いのでおすすめです。

Kindleで3巻まで無料だったので読みました。大鳥希さんがかわいい。

メイドです。

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