声優ハッカソンではAndroidアプリを開発してプレゼンを行いました。自分たちのチームはタブレットで実際に動かしたアプリを審査員に見せたのですがタブレットの画面は遠くの人に見せるには小さすぎるのでどうしても分かりにくくなってしまいました。他のチームの発表を見ていたらスマホの画面をそのままPCに写してプロジェクター表示しているところがあったのでそのやり方を調べてみました。
Android Screen Monitorを使う
検索して最初に出てきたのがこのツールでした。Google公式が出しているという情報もありましたが真偽は不明です。
Windowsで動かした時は
- JDKをインストールする(http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.htmlなど)
- Android SDKをインストールする(Android Studio と SDK Tools のダウンロード | Android DevelopersからAndroid Studioを入れるのが推奨されているが、SDK Tools OnlyからSDKのみを入れてもよい)
- Android SDKのあるディレクトリ以下のtoolsとplatform-toolsにPathを通す(Android Studioをデフォルト設定で入れたらSDKはおそらくC:\Users\username\AppData\Local\Android\sdkに入っている)
- Android Screen Monitorからzipファイルをダウンロードする
- コマンドプロンプトを起動して解凍したフォルダで
java -jar asm.jar (Android SDKのあるフォルダ)
を実行する。(このときAndroid端末はUSBデバッグモードにして接続しておく必要がある)
詳しくはGithubのReadmeを見てください
Android Screen Monitorはインストールが面倒な上に遅延がかなりあったので使いにくい印象を受けました。
Vysorを使う
Androidの画面をPCに表示するVysorというChrome拡張があります。
Vysor (Beta) - Chrome Web Storeからダウンロードするだけでインストールが完了します。Android端末をUSBデバッグモードで接続してVysorを起動するだけでPC画面にAndroid端末の画面が表示されました。
Vysorはインストールが非常に簡単な上にChrome拡張にも関わらずAndroid Screen Monitorよりも遅延が少ないのでおすすめです。Windowsでは追加でUniversal Windows ADB Driverを入れるといいらしいですが検証していません。
ADBのscreenrecordコマンドを使う
実際にアプリが動いている様子を動画にしたい時は上のようにしてPCに表示した画面を録画する方法もありますが、Android 4.4 (API level 19)以降の端末であればADBからscreenshotコマンドを使う方がきれいに録画することができます。
使い方は簡単でADBをインストールした後(SDKのplatform-tools以下に入っている。Ubuntuならandroid-tools-adbをapt-getするだけ。) Android端末を接続して、
adb shell screenrecord /sdcard/demo.mp4
とすると録画が開始され、Ctrl+Cが押されるか3分が経過するまで録画されます。
オプションなどはADBのドキュメントを参照してください。
端末から出る音が録音できればよかったのですが、調べたところAndroidにそのような機能はないのでイヤホン端子をPCのマイクにつないで録音するのが一番簡単な解決策っぽいです。
次回参加することがあったらAndroidアプリのプレゼンをより上手にできるようになりたいです。

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